適用範囲

注意!本工法の採用をご検討の際は下記適用範囲の確認及び存在応力による設置可否検討が必要です。
詳細は「OSリング工法設計ハンドブック」に記載していますので必ずご一読願います。

 

適用範囲イメージ

 

 

注意!梁の規定

断面形状 H形断面 梁幅/梁せい
(B/D)
梁の部材種別がFA・FBランクの場合は
B/D≧1/4※4
梁せい(D) 1,800㎜以下
梁幅(B) 600㎜※2以下 鋼種 SS400、SM400、SN400※5、SM490、SN490、SM520、
F≦440N/㎟の大臣認定建築構造用鋼材※6
ウェブ厚(tw) 32㎜※3以下
フランジ厚(tf) 100㎜以下 梁の部材種別 FA、FB、FC、FD※7、※8

 

注意!SSタイプ適用スパン比(L/D)

孔径比 小梁 片持梁
1/2<dw/D≦2/3 10.0以上 5.0以上
1/4<dw/D≦1/2 6.4以上 3.2以上
1/6<dw/D≦1/4 2.0以上 1.0以上

dw:貫通孔径、D:梁せい、L:スパン

 

注意!

SSタイプは、大梁には適用できません。
また、小梁や片持梁ごとに上右表の適用スパン比を満足する必要が有ります。

 

NEW

注意!梁に軸力が作用する場合、適用範囲が変わります。

  • ・梁の鋼種はSS400、SM400、SN400※5、SM490、SN490およびF≦325N/㎟の大臣認定建築構造用鋼材※6
  • ・幅厚比制限 ※詳細は「OSリング工法設計ハンドブック」を参照ください。
  • ・適用貫通孔径は梁せいの1/2以下
  • ・適用軸力比はN/Ny≦0.25(N:梁に作用する軸力、Ny:梁の降伏軸力)
  • ・貫通孔を塑性化が予想される領域に設ける場合は、補強タイプに応じた適用スパン制限があります。
※1) 2/3D以下(F>385N/㎟の場合は1/2D以下)、かつ
D-2(tf+a+tr)以下(F:梁の許容応力度の基準強度)
※2) D≧750㎜以上、B<0.9×Dの関係を満たせばB≦1,000㎜
※3) 梁がSS材、SM材またはSN400Aの場合はtw≦25㎜
※4) 部材種別がFC・FDランクの場合は塑性化部に適用不可のため制限なし
※5) SN400Aは塑性化部に適用不可
※6) 適用可能鋼材リストは、設計ハンドブック5ページ参照
※7) 部材種別がFC・FDランクの場合は塑性化部に適用不可
※8) ウェブ幅厚比は96√235/F以下(F:梁の許容応力度の基準強度)

 

※9) 梁端部近くは応力が大きく、設置不可となる場合があるので注意する
※10) OSリングの溶接部は、H形鋼のフィレットや他の溶接部と重ねてはならない
※11) S:OSリングのすみ肉溶接サイズ
r:H形鋼のフィレット寸法またはビルトH形鋼の溶接サイズ
注) 梁せい方向に連続して設けた貫通孔は適用不可とする
注) OSリングを両面に取り付ける場合は、同じOSリングを取り付ける
注) ハンチ内は適用不可とする
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OSリングの設計フロー

軸力が作用しない場合の設計フロー

 

OSリングの設計フローイメージ

 

軸力が作用する場合※1の設計フロー

 

OSリングの設計フローイメージ2

 

※1)ブレース付きラーメン構造など、梁に作用する軸力を梁の断面算定において考慮する場合
※2)梁の材端から梁長さ×1/10または梁せいの2倍のうち大きい方の範囲
※3)梁の貫通孔位置に生じている力(断面力)

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応力検討

OSリング検討システムイメージ
検討の流れ

本工法は応力検討が必要です。
構造図、CADデータ等、必要事項をお預かりすることで、技術スタッフが検討書の作成を致します。
ご検討の際は弊社にお問い合わせ下さい。


2種類の方法で検討を行うことが出来ます。

①梁情報、貫通孔情報(径・位置)、長期荷重条件を入力して設置可否を判定する方法
②梁情報、長期荷重条件を入力して全仕様の設置可能範囲を算定する方法

設計検討フローイメージ

 

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